8月はお盆や夏の行事が多く、
帰省や面会のタイミングを
考える方も多い時期です。
介護施設に入居しているご家族へ、
感謝や思いを伝える手紙を
この時期に書こうとする方も
増えてきます。
でも、いざ書こうとすると
「どんなことを書けばいいの?」
と悩んでしまいますよね。
そこで今回は、
8月にふさわしい家族への手紙の例文を
マナーも意識しながらご紹介します。
8月に手紙を書くときのポイント
まずは基本的な
「書き方のポイント」を
確認しておきましょう。
・暑さにふれる
・お盆や夏の話題を入れる
・読んでほっとする内容に
・心配させない文にする
・敬語にこだわりすぎず
・自然な話し言葉でもOK
特に介護施設に入っているご家族には、
気持ちが明るくなるような言葉を
意識して届けたいですね。
例文① フォーマル(きちんと伝えたい)
例文
暑い日が続いておりますが、
お変わりなくお過ごしでしょうか。
お盆の時期が近づき、
実家での時間を思い出しています。
今年は面会がかなわず
とても残念ですが、
どうか体調を崩されませんよう、
心より願っております。
次にお会いできる日を
楽しみにしています。
例文② セミフォーマル(やさしい語り口)
例文
毎日暑いですね。
元気にしてるかな?
8月になって、
ちょっと実家の庭が
恋しくなっています。
次に行けたときは、
ゆっくり話せたらいいなと思っています。
体調に気をつけて、
ゆっくり過ごしてね。
例文③ カジュアル(親しみのある文体)
例文
こんにちは。
夏らしい暑さが続いていますね。
こちらではみんな元気です。
家の近くのひまわりが
とてもきれいに咲いていました。
また写真を送るね。
ご飯ちゃんと食べてね。
会えない気持ちを伝える文例
お盆の時期でも、
仕事や体調の都合で面会できないこともあります。
そんなときは、
無理に謝らず
気持ちを込めて、
今できることを伝えましょう。
例文
お盆に会いに行けなくてごめんね。
本当は顔を見て話したかったけれど、
今年は難しくなってしまいました。
また涼しくなったら、
ゆっくり会いに行きます。
体を大事にしてね。
8月らしい季節感を取り入れた文例
文章に季節の風景や食べ物などを
入れるだけで、
心がなごむ手紙になります。
例文
庭でセミの声がにぎやかです。
夏が来たなあと感じる毎日ですね。
スイカを食べたり、
かき氷を作ったり、
ちょっとした夏気分を楽しんでいます。
またいっしょに
冷たいそうめんでも食べたいな。
安心させたいときのやさしい手紙
施設にいるご家族は、
家のことを気にしていることもあります。
そんなときは
「こちらは大丈夫」と伝える言葉を
入れてあげましょう。
例文
こちらはみんな元気に過ごしています。
毎日のことは心配しなくて大丈夫です。
無理せず、
ゆっくり休んでくださいね。
落ち着いたらまた近況を
書きにきますね。
短めでも伝わるメッセージ例
手紙に慣れていない方でも、
一言だけでも十分気持ちは伝わります。
長くなくても、
相手を思う気持ちを込めれば大丈夫です。
例文
暑い日が続いていますが、
どうか体に気をつけて
のんびり過ごしてください。
また近いうちに会いに行きます。
お盆の気持ちを込めた例文
8月はお盆の時期ということもあり、
懐かしい思い出にふれる文もおすすめです。
例文
お盆になると、
いっしょに作った
おはぎのことを思い出します。
あの甘さとやさしい味が、
今でも家族の中に残っています。
また一緒に過ごせる日が楽しみです。
ありがとうの気持ちを伝える例文
普段言えない「ありがとう」も、
手紙なら自然に伝えやすいです。
たった一言でも
相手の心に届くものになります。
例文
いつもがんばってくれてありがとう。
離れていても、
あなたのことを思っています。
これからも無理せず、
元気でいてね。
あとがき
介護施設にいるご家族への手紙は、
形式よりも「気持ち」が大切です。
長く書かなくても、
一言でも、
季節に寄り添った言葉や
心のこもった一文があるだけで、
相手の心をやさしく包みます。
8月という季節の中で、
ご家族の笑顔につながる
言葉を届けられますように。
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