御香典とは？御霊前？御仏前？49日は「御仏前」で大丈夫？表書きの使い分けと例文つき

「御香典ってどう書けばいいの？」
「御霊前と御仏前ってどう違うの？」

訃報を受けて、
急いで準備をする中で
ふと迷ってしまうのが
香典の表書きやマナーです。

特に49日など
法要のタイミングによっても
使い方が変わるため、
あらかじめ正しい知識を
持っておきたいものですね。

今回は、
御香典とは何かから、
御霊前・御仏前の違い、
そして49日の表書きまで
丁寧に解説していきます🕊️

御香典とは？

「御香典（ごこうでん）」とは、
故人へのお供えとして
通夜や葬儀・法要の際に
現金を包んで持参するものです。

「香」という字がついているように、
もともとはお香やお線香を
供える習慣から生まれた言葉です。

現在では、
香典＝お金を包む形が一般的ですが、
その意味には故人やご遺族への
弔意と感謝の気持ちが込められています。

地域や宗教によって、
金額の目安や包み方に差がありますが、
共通するのは「心を添える」という姿勢です。

御霊前と御仏前の違い

香典袋の表書きで
よく使われる「御霊前」と「御仏前」。

どちらを使えばよいのか
悩む方も多いですが、
実はこの2つには明確な違いがあります。

✔ ポイントは「故人が仏になったかどうか」

仏教では、
亡くなってから49日間は「霊」として
この世にとどまると考えられています。

そのため、
通夜・葬儀では「御霊前」
を使うのが基本です。

そして、
49日以降の法要などでは、
故人は「仏様になった」とされるため、

御仏前（ごぶつぜん）
を使うのが正式なマナーです。

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通夜・告別式・法要で使う表書きの使い分け

宗教ごとの表書きは？

香典袋の表書きは、
宗教によっても異なるため、
事前に確認しておくと安心です。

特に仏教でも、
浄土真宗では「御霊前」を使わない
という点は注意が必要です。

宗教が不明な場合は、
「御香典」や「御霊前」で
対応することが多いです。

49日の香典袋の表書きは？

49日（忌明け）以降の法要では、
故人が仏となったとされるため、

表書きは「御仏前」
を選ぶのが基本です。

この時期には、
香典袋の表書きだけでなく、
包む金額や服装なども
落ち着いた丁寧さが求められます。

表書きの書き方・名前の記入例

表書きには薄墨で書くこともありますが、
現在は黒墨（筆ペン）が一般的です。

名前を書く位置は中央下。
個人ならフルネーム、
夫婦連名や会社名も可です。

上包みに名前、
中袋にも金額と名前を書くことで
相手に伝わりやすくなります🖊️

あとがき

突然の不幸にふれたとき、
言葉や振る舞いに迷う場面もあります。

でも、心をこめた香典と、
正しい表書きができれば、
それだけで充分な敬意が伝わります。

事前にマナーを知っておくだけで、
いざというときにも
落ち着いて対応できますよ🕊️