「〇〇株式会社様にご連絡しました」
この言い方、実は
マナーとしては間違っているかも?
ビジネスメールや案内状で
つい使ってしまいがちな表現ですが、
実は「企業名+様」には
注意が必要なんです🌱
今回は、
企業名に敬称「様」を付けるのは正しいのか?
というテーマで、
正しい敬称の使い方と
避けたい表現をわかりやすく解説します。
企業名に「様」はつけていいの?
企業名に「様」をつけるのは基本的にNG
とされています。
「〇〇株式会社様」「△△商事様」など、
つけたくなる気持ちはわかりますが、
これは敬称の重複
になってしまうからです。
会社名そのものに、
すでに「株式会社」や「有限会社」などの
法人格=敬称が含まれているため、
そこに「様」を重ねるのは
二重敬語に近い誤用とされます。
ではどう書くのが正解?
企業宛に敬意を表したいとき、
どう書けば丁寧で正しいのか。
その場合は
「御中」を使うのが正式な表現です。
🌷 例
〇〇株式会社 御中
△△商事株式会社 御中
「御中」は法人や団体に対する敬称で、
役職や個人名がない場合に使われます。
逆に、
特定の担当者宛てにする場合は、
「御中」は使わず、個人名+様にするのが正解です。
🌸 例
〇〇株式会社
営業部 田中太郎 様
企業名に「様」をつけるのは誤りでも、
担当者に対しては「様」を使うのが
正しいビジネスマナーです😊
他にもある?ありがちな敬称の誤用
企業名に「様」をつけるほかにも、
意外とやりがちな敬称ミスがあります。
たとえば、以下のようなケースです。
・〇〇株式会社様 御中(敬称が重複)
・株式会社〇〇株式会社様(重ね書き)
・〇〇部長 様(役職と様の併用)
役職には「様」をつけない
のが正しいルールです。
相手が部長や課長であっても、
「〇〇部長」までで十分丁寧な表現とされます。
どうしても敬意を示したい場合は、
役職を削って氏名+様にしましょう。
🌼 例文
誤:〇〇部長 様
正:〇〇部長
または
〇〇 様
書き方で迷ったときは?
書類やメールの敬称に迷ったときは、
「重ねない」「役職名と様を併用しない」
を意識すると安心です。
さらに丁寧にしたい場合は、
文章内で
「いつもお世話になっております」や
「ご高配に感謝申し上げます」などの
定型挨拶を添えることで、
自然に敬意が伝わります🌸
あとがき
日常ではよく見かける表現ですが、
実は敬語としては間違い。
相手への敬意は、
「様」だけでなく、
全体の文の丁寧さや気遣いからも伝わります。
正しい使い方を覚えておくことで、
失礼なく、スマートな文章が書けるようになります✨
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